ダクト火災とは、厨房などの排気ダクト内に蓄積された油や埃に調理火などが引火し、
ダクト内部で火災が発生することです。
特に油を大量に使う大型厨房をお持ちの飲食店、食品加工工場、などでダクト火災が発生する危険があります。
ダクト火災を未然に防ぐ理屈はシンプルです。
排気ダクト内に蓄積する油や埃を定期的に除去すれば良いのです。
“油や埃”が無ければ燃えようがないからです。
ダクト火災をおこさないためには定期清掃、整備が必要となり、火災の原因になるものを
取り除き、防止装置等が、正常に働くよう整備し、厨房内を安全に、衛生的に維持する必要があります。
ダクト火災の被害は、国内年間の消失額を合わせると、数百億円にもなります。
ダクト火災の原因は、フード及び、ダクト内の汚れ(油脂分、粉塵、埃等)があります。
これらの汚染が激しいと延焼を招きやすく、消防署や保健所からの指導があります。